【ちゃねこのりれきしょ8】そして転職へ(二回目)

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上司との諍いにより転職の決心をしたちゃねこ。

絶望の荒波を乗り越えてホワイト企業をめざせ!

二社目ファイナル、ちゃねこのりれきしょ第八幕スタート!

上司と和解したように見えるが…

上司と喧嘩した次の日の朝。いつも通りチームの定例会がありました。

上司
ちゃねこさん、昨日の導入の話だけど別の人に行ってもらうことになったから。

昨日の言い争いの時とは打って変わって、落ち着いた口調で上司はこのように伝えてきました。なので私の方も、

ちゃねこ
はい、分かりました。ありがとうございます~(^-^)

とにこやかな返事を返します。しかし心の中は、

ちゃねこ
(もう何もかも手遅れなんですよ)

とドス黒い感情で満たされています。

上司と言い争いのあった日の夜、既に転職エージェントに登録していましたからね。もう何があろうと私の転職への決意は変わりません。

ブラックちゃねこ降臨

今回の転職の条件は?

今回転職するにあたって条件は下記のように設定しました。


  • 中部地方
  • ゆったり働ける
  • 大企業
  • 技術を重視 & 開発ができる

前回の転職時と同じく家庭事情により中部地方は必須です。

今の会社では大量の仕事を割り当てられ、精神的にも余裕がなくなってしまっていたため、ゆったり働ける職場であることを条件としました。

更に中小企業だと本当にくだらない雑用まで社員がやらされることがあります。また社員数が少ないため仕事が大量に振られていました。そのため開発業務に専念でき仕事量にもゆとりがあるような、社員数の多く役割分担もしっかりしている大企業を条件としました。

そして技術を重視 & 開発ができるということを今回の最重要条件としました。

I社では導入作業やサポート業務が仕事の大部分を占めています。導入作業やサポート業務にも学ぶことはあるのですが、やっていて面白くないですし、このような業務ばかりでは将来に不安しか感じられません。なので技術を重視しており、かつ開発業務に携われるということを絶対条件としました。

転職エージェントとの面談

最初から転職エージェントへ

今回は初めから転職エージェント一択。前回の転職で転職サイトは碌な会社がないことは把握済みですからね。

言い争いのあった日の夜にリクルートエージェントに登録し、登録した次の土曜日には面談してもらえることになりました。

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流石、転職エージェントさんは動きがはやいね!

私の今回の担当者は30代前半くらいの女性。

今回は前回の転職の時よりも詳細に条件を伝えました。特に「技術を重視 & 開発ができる」という点はしっかりと。

ただ前回の転職時と比べると、自分がI社でスキルアップしていることが実感できていなかったんですよね。導入作業やサポート業務ばかりやっていたので。

そういった不安を担当者さんに伝えてみると「そんなことないですよ~」という言葉が。「そうですかね~」と答えながらも「きっと営業トークだろうな」と疑心暗鬼だった訳ですが(笑)

技術重視の会社は少ない...

しばらくの質疑応答の後、前回と同じように転職先をいくつかピックアップして求人票を印刷してもらいました。求人票を確認させてもらいましたが、やはり技術重視という会社は少ないですね。

最近ではようやく技術重視という会社が少しずつ増えてきましたが、この頃は技術重視という会社はほとんどありませんでした。上流工程がメインで開発は委託という会社ばかりです。

今であれば転職エージェントもいくつかありますが、私が転職活動をしていた頃は他に転職エージェントはありません。つまり紹介してもらった転職先しか選択肢がないんですね。


紹介してもらった会社の中で比較的技術を重視してそうな2社を選び、面接に挑むことになりました。

転職活動はステルスで

今回の転職活動なのですが、前回と違い自社内で働いています。つまり転職活動をしていることがばれないように注意深く行動する必要があります。

あまり頻繁に有給を取ると怪しまれますし、毎日残業があるため仕事帰りに面接に行くのもなかなか難しいです。

そのため可能であれば面接を土曜日などにしてもらうようにエージェントさんに調整をお願いしたり、定時後に会社を抜け出して面接に行き、面接後に会社に戻るなど高度なテクニックを使って転職活動を進めていくことになります。

すねーく?すねぇぇぇく!!

転職活動開始!

こっそり転職活動中

1社目:製造業SIer(メーカー系)

まず最初は某製造業(時計関連?)のグループ企業であるユーザー系SIer。

この会社の転職活動なんですが、なぜか私の頭から記憶がすっぽり抜けてしまっているので省略します。

面接に行ったことは確かなんですが全く記憶に残っていないんです。確か内定はもらったと思いますがお断りしたような気がします。

記憶にございません。

2社目:製造業SIer(メーカー系) – Y社

次に受けたのは某製造業(電気系)のグループ企業であるユーザー系SIerのY社。親会社も従業員が3000人の大きな会社です。

最初は技術と人事部との面接。面接としては特に変わったこともなく、今の会社を辞めようと思った理由と会社に入ってやりたいことなどを聞かれました。また面接の後には簡単な性格診断と筆記試験がありました。

次は技術系の責任者との面接。こちらも特に問題なく終わり翌日には内定をいただくことができました。大きな会社なので身構えていましたが、あっけなく決まってしまい少し拍子抜けです。

Y社から内定は出たが…

そして後日、人事部と私の待遇について話をすることになり再度Y社に行くことになりました。そして待遇について話が終わった後で、人事部の方から以下のようなことを言われました。

Y社人事部
いちおう内定という事になりましたが...

以前やってもらった性格診断で、ちゃねこさんは人と話すことに少し抵抗があるような結果が出ました。うちは結構お客さんとやり取りすることが多いけど大丈夫ですか?

確かに私は人と話すことが得意とは言えませんが、まさか性格診断でそのような結果が出るとはビックリです。

もしかしたらI社の仕事で大きなトラブルがあったりしたため、対人仕事に苦手意識が芽生えてしまっていたのかもしれません。

その場は「大丈夫です。問題ありません。」という返答をしましたが、家に帰った後で「このままY社に入ってしまって大丈夫なんだろうか?」と少し不安になってきます。


Y社は規模は大きく待遇も申し分なかったのですが、やはり技術よりもお客さんとのコミュニケーションの方が重視されるという事です。

しかもSIerなので今の会社と同じようにお客さんに振り回されて、大量の残業を抱えてしまうのではないかと不安になります。

まだ内定の返答までに猶予があったので、上記の不安があることをエージェントさんに伝えて「もう少し待ってください」と保留にしました。

早く辞めたいけど

この頃はS社でのトラブルも収束しておらず残業も大量にしていたため、「I社を早く辞めたい!Y社の内定を承諾してしまおうか?」という気持ちと「Y社に入って本当に大丈夫だろうかか?」という気持ちの間で揺れ動いていました。

エージェントさんからの新しい求人

Y社に入社してしまおうかどうしようか悩んでいるところに、エージェントさんから「新しくこんな求人が来ましたよ~」というメールが届きました。

3社目:某製造業の新規技術開発

その会社はW社という中部地方の製造業の会社。

求人内容を見ると「WEB系の技術研究開発業務。新規技術開発を積極的に行っており、新規サービスや製品の開発にも携われる」とありました。SIerではなく自社製品と連携するクラウドの技術者の募集です。

この求人を見た瞬間に「絶対この会社だ!この会社しかない!!」と思い、直ぐにエージェントさんにY社への断りとW社への応募をお願いしました。

しっかりとした採用プロセス

W社は大きな会社だけあってかなりしっかりとした採用プロセスでした。

まずW社の応募条件は大卒以上だったため、大学の成績証明書と卒業証明書の提出が求められました。就職活動の時は必ず提出を求められましたが、転職活動ではW社が初めてでしたね。

更に面接の前にSPI試験が。転職活動でSPI試験があったのもW社が初めてでした。

まぁSPIについては対策をやらなかったため全くできなかった訳ですが\(^o^)/

7(ナナ)
大きな企業だとSPIをやっているところも多いみたいだね

面接のお作法を忘れる

最初に人事部の人と技術部の係長との面接だったのですが、この時一つのミスを…

W社の面接は「ザ・面接」というような典型的な面接。面接する部屋には既に面接官が居て、その面接部屋に自分一人で向かう形です。つまり「扉をノックする」や「椅子に座る前にあいさつをする」などをお作法通りに行う必要があります。

しかしながら私は面接のお作法を事前に調べておくのを忘れていました\(^o^)/

これまでの転職活動では面接部屋まで面接官が連れて行って、そのまま面接するというパターンばかりだったので必要なかったんですよね。まぁなんとか新卒就職時の記憶を必死に手繰り寄せるで事なきを得ました。

部長面接の受け答えで勘違いする

次は人事部の管理職と技術部の部長との面接でした。

私の技術知識を図るためだと思いますが、主に技術的な内容についての質疑応答がメインでした。その中で「ASPについて~~?」みたいな質問があったのですが、ここで私はとんだ勘違いを。

技術部部長はASP(アプリケーションサービスプロバイダ)について聞いていたのですが、私はASP[.net]のことだと思い込んで答えていました\(^o^)/

NENE(ネネ)
どうしても行きたい会社の割には「\(^o^)/」が多すぎ

「なんか話がかみ合わないなー」と思っていたのですが、結構話した後で気づきました...orz

その後、ASPについて勘違いしていたことを伝えて「ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)」について自分の考えを話しました。


この時点で「絶対、落ちたわ~」とかなりへこんでいました。SPIはできなかった上に、部長面接では勘違いで受け答えしていましたからね。

面接の帰りに受付で技術部部長にバッタリ会って「これからよろしくね~(^o^)/」みたいなことを言われましたが、「たぶん社交辞令だろうな~」などと思いながら肩を落として家に帰りました。

W社からなぜか内定が出る

それから数日後、仕事中にエージェントさんから電話がありました。

エージェントさん
W社さんから内定が出ました!!

この時は正直なところ「やった!」、というより「なんで!?」という気持ちの方が大きかったような気がします(笑)

W社から提示された給与は年収にして550万円。この時点のI社での年収から150万程のアップです。もちろん即決で内定を承諾させていただきました。

I社を退職してミッションコンプリート

上司にメールで退職の意向を伝える

転職先が決まったので早速上司に退職の意向を伝えます。

とはいえ「退職します」って言うのはなかなか面と向かって言いにくいんですよね。特に小さい会社だと人間関係が密接なので伝えにくいことこの上ないです。

なので上司が帰宅したのを見計らって、残業中にメールでさらっと転職を伝えました。退職連絡はあまり人に聞かれない方が良いので、メールで一報を伝えるのがベストな気がします。

まぁその後は、上司から引き留めがあったのと、社長から少し文句を言われたくらいで案外すんなり辞めることができました


ただひとつ心残りなのは大阪のS社。この時点でもトラブルは収束していなかったので、正直なところS社の仕事を引き継ぐ人には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

しかしこのまま私が担当しても良い方向に行くとは思えないですし、自分の精神的にもこのまま続けるのは好ましくないため、「私以外の人なら解決できるだろう!」となんとか思いを断ち切りました。


今回の転職活動は大体2ヶ月ほど。こうして2年11ヶ月のI社での経歴は幕を閉じました。

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I社の元上司(この時は役員になっていた人)から新会社へのお誘いがあったりしたけれど、それはまた別のお話

ほのかに残る不安...

転職先のW社は開発ができるし給与も良いし、転職は成功したように思えるのですが不安はあります。

S社とのトラブルのこともあり、今回の転職は「攻め」というより「逃げ」の面が大きかったですからね。更にW社では給与が大幅にアップしますが、給与が多くもらえるという事はそれだけ責任も大きくなるという事です。

「転職できた!」という喜びと「W社で本当にやっていけるんだろうか」という不安の半々の気持ちで、W社への入社の日を迎えることになります。

転職活動完了!


7(ナナ)
転職先がきまりI社を逃げ出したちゃねこ。

W社では自分の力を発揮して仕事をすることができるのか?

※次回は、I社~W社転職の振り返り(小休止)です。


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